「ナイトメア様、ずっとそばに居てくれますよね」
グレイはそう言って私にキスをする。いつもの行為。中身がありすぎて深くなる言葉。私はずっと傍にいるとは返せない。だけどグレイは満足そうに笑うのだ。

「ぁ・・・あ」
「っは・・・っ」
いつもの行為。中身のない行為。そして中身のある言葉。「ずっと傍にいて下さいね」そうやってグレイは私を困惑させる。中身のない行為なのに、中身の言葉。私はどうすればい?

鏡を見て、私の身体全体につけられた紅い痕。行為の意味。分からない。
私がぼんやりと鏡を見つめて居ると、グレイが私の背後に立ち私を抱きしめた。私はワイシャツ一枚だったので、グレイに触れられるたびに身体が震えた。それは快楽だろうか、それとも恐怖?私は最近グレイの考えていることが分からない。ゆっくりと、後ろから抱えられたままでボタンをはずされている身体を撫でられる。
「・・・ナイトメア様」
「ん・・・っ」
胸の突起をさわられて、また快楽がこの身体に帯びるがそれよりも恐怖が私の体を支配していた。グレイ。
「きみはなにを考えているんだ?」
きみの考えだけは怖くて読めない。そんな私を臆病だとキミは笑うだろうか。
「・・・愛しているだけですよ」
そうやってグレイはまた私の耳元で囁いた。あいしているあいしているあいしているだけどなぜ私の体には恐怖がまとうのだろうか。




にもひとしいをする



きいこ様